親は話せなくても大丈夫!母国語方式で赤ちゃんに英語を身につけさせるポイント。

ディズニー英語システム(DWE)を使って、自宅で英語教育を始めて4年が経ちました。

5歳直前の息子の様子を記事にしました。
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今日は、親の立場から英語教育に携わって気が付いた、母国語方式で赤ちゃんに英語を身につけさせるポイントについての話です。
(教育者のプロではありませんので、我が子を見ながら経験したことをまとめただけですが)

息子が英語を話した

Mammy is clapping.

単語しか言えなかった息子が、ついに文章を話しました。

(息子は4歳で、生後4か月の頃から英語を始めていますが、
2~3歳の頃に親がサボってブランクが空いているので、
話し始める時期としてはかなり遅いと思います。)

なんだ、こんな短い文章を言っただけで、
「話した」なんて大げさな、と思うかもしれませんが、
このフレーズは、今まで聞かせてきた英語の暗記ではありません。
教材の中に、同じ文章は出てきませんし、
このフレーズは、
『Mickey and Minnie are clapping.』というフレーズを
リピートする練習をしていた直後に、私(母親)が「すごーい」と拍手して褒めていたら、息子が言った文章です。

ポイントは、「Mickey and Minnie」を「Mammy」に変えて、「are」が「is」に自然と変わったところです。

息子の中には、単体なら「is」、youや複数なら「are」、Iなら「am」といった中学1年生で習うような、文法の暗記はありません。無意識だと思います。

私は、息子が当たり前に正しく英語を使うのを聞いて、これが母国語方式なんだなぁとしみじみ感じました。

息子はなぜ英語を話せたのか

では、なぜ息子は先ほどの文章を話せた(作れた)のでしょうか。

それは、
①mammyという単語を知っていたから
②clapping が「パチパチ~」という動作をしていることだと知っていたから
③主語とclappingの間にはbe動詞が必要で、 主語によってis やare になると知っていたから(無意識)

これから先、息子が英語をやめなければ、息子はもっといろんな法則を発見していくと思います。
たとえば、
「Mammy is clapping.」の「is」を前に出せば疑問文になること。
「is」が「was」になれば過去形になること。
「Why」を使えば、「なぜ?」を表現できること。
それから、私にはよくわからない現在完了や過去完了も。

法則を見つけてしまえば、自分の表現に盛り込むことができるので、いろいろな内容を話せるようになります。
そう考えると、今回の「Mammy is clapping.」 は、やはり英語を「話した」の初めの段階で間違いないのかなと感じます。

①と②は私や英語教材が教えたことですが、
③は息子が発見したことです。

赤ちゃんは、たくさんの情報の中から法則を見つけるのが得意だそうです。
息子も、たくさんの英語を聞く中で、このときはどうなる、じゃあこのときはどうなる、という情報をどんどん集めて、法則を見つけたんだと思います。

そういえば、2歳の頃、息子が英単語を発語するようになって、
息子の中で、単体の単語には冠詞の「a」がつくという法則を見つけたのか、「Mickey」や「Donald」にも「a」をつけていたことがありました。
息子が、自分で発見した法則通りに進めた結果です。もちろん、あとで、固有名詞には冠詞は付かない、という法則を見つけて正しく修正されていきます。

母国語方式で英語を身に付けるとはどういうことか

このように、母国語方式で英語を身に付けるとは、
本人の経験の中で法則を発見していき、それが無意識となることだと私は思います。

法則を、法則の部分だけ文法として教わって、文法に当てはめながら英語を話すのは、母国語方式ではありません。

母国語方式は、経験から法則を見つけるのが得意な赤ちゃんだからこそできる技なのかなと思います。

母国語方式で英語を身に付けるために、どうすれば良いか

では、赤ちゃんが母国語方式で英語を身に付けるために、親はどうすれば良いでしょうか。

もう簡単に想像できると思います。

それは、赤ちゃんが法則を見つけるための情報を充分に与えてあげることです。

充分とはどのくらい?と思ったら日本語の場合を考えます。

赤ちゃんが日本語を話し始めるのは大体2歳くらいで、それまでに、だいたい2000時間の日本語を聞いているそうです。
2000時間で、2語文を発語します。その後も日本語をどんどん聞いて、複雑な文章を話すようになります。

英語も同じで、2000時間聞けば、2語文が出てくると思って大丈夫と思います。
ただし、きちんと意味づけされた英語でなければなりません。赤ちゃんが意味の分からない英語の羅列を永遠聞いていても、法則は発見できません。

親が英語が話せれば、意味づけされた英語を聞かせるのは簡単ですが、それができれば苦労しません。

ですが、逆に考えれば、親が話せなくても、意味づけさえしてあげられれば、あとは子どもが自分で法則を見つけて習得できるはずです。

我が家では、ディズニー英語システム(DWE)を使っていますが、意味付けができる教材であれば何でも良いと思います。
文章や歌の中の単語を抜き出して意味が学べるようになっているものや、法則を発見しやすいように、文章の一部を変化させて進んでいくような展開も盛り込まれていれば、さらに良いと思います。

親が喋れないのに、母国語方式で英語を身に付けさせるなんて難しそう、と思っている人が多いと思いますが、
ポイントさえつかめば、なんだかできそうな気がしませんか?

まとめ

以上が、私が、次第に英語を身に付けていく息子を見ていて感じたポイントです。
実は、英語を始めた当初は、こういうことは何もわからなくて、
CDやDVDの掛け流しだけをして過ごしていて、単語カードや1文ずつ抜き出して丁寧に意味づけをしたりしていませんでした。もっと早くポイントを知っていれば、もっと上手くやれたのにな、と思うので、記事にまとめてみました。

もし良ければ、お試しください。

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