マイホーム計画をされている方で、
造作のおしゃれなお風呂に憧れる方は多いはずです。
私もそんな一人でした。
タイル張りのおしゃれなお風呂。
素敵ですよね。
そこで、造作風呂について調べていたのですが、
費用がかかるだけではなく、
メンテナンスや部品交換などの不便さがあったり、
そもそも、施工の段階で、水漏れなどのトラブルもあるそうで、
現実的ではないなぁという結論になりました。
ユニットバスはその点、
メンテナンスや施工が簡単で、
対応できる業者も多いので、やはり、優位性は高いとのこと。
が、しかし、ユニットバスだと、限界があり、理想は諦めざるを得ないので、
きっと何か、ビビット来る策があるはず!と
何カ月もいろいろ探しまわっていました。
でも、本当に全く見つからなくて、
もう無理だ、◯クシルさんのユニットバスで、最大限おしゃれにしよう!と
プランを出してもらったあと、
ついに発見しました!
ユニットバスで、タイル風呂が可能なメーカーさん。
探し過ぎて、何という言葉で検索してヒットしたかわかりませんが、
NIKKOというメーカーの『バンクチュール』というユニットバスのブランド。
一瞬で一目ぼれするおしゃれさと、
理想のタイル貼りのお風呂、
そして、この見た目でユニットバスなので、施工もメンテナンスも問題なし。
わーい、わーい。
ショールームに見学に行って、だいたいのイメージを決めて、
タイルや付属品を選んで、完成しました。
今日は、そんな我が家の浴室を紹介します。
目次
バンクチュールについて
ブランドコンセプトは
バスルームは「使う空間」から「過ごす空間」へ
BAINCOUTUREは自由な発想をかたちにできるオートクチュールのバスルームブランドです。
メーカーはNIKKOさん
BAINCOUTUREは、ホテル仕様の白磁テーブルウェアを手掛けるNIKKOのバスブランドで、
ショールームには、たくさんの素敵な食器がありました。
その陶磁器の技術(鋳型だったかな?)を生かして、浴室内の各パンの設計、製造をしているそうです。
個人の家よりも、ホテルや旅館への導入実績の方が多いみたいです。
造作に見えてユニットバス
BAINCOUTUREのお風呂は、タイル貼りでとてもおしゃれなのに、ユニットバスなんです。
つまり、工場で作成したパーツを現場で組み立てるので、
施工は簡単で、施工者の技術で品質がブレることはありません。
水漏れとか怖いので、ユニットバスなら安心ですよね。
また、修繕や部品の交換も、メーカーで対応してくれます。
オーダーから完成まで
ユニットバスなので、他メーカーと流れはほとんど同じだと思いますが、
我が家の完成までの流れを紹介しておきます。
ショールームへ行く
ショールームは、東京、名古屋、大阪にあり、
私は、大阪のショールームに行きました。
お風呂の展示が結構あり、おしゃれ過ぎて、すごくワクワクします。
ユニットバスといっても、自由度は高めな設計になっているので、
ショールームである程度イメージを決めて、
「これと似たような雰囲気が良いです」という感じで、
担当者にお伝えしておくと良いと思います。
↓私はこのイメージでプランすることにしました。
パーツやスタイルを選んでいく
パーツ類は、カタログから自由に選んでカスタマイズしていきます。
デジタルカタログがHPから見れます。
バスタブの選択肢がとても多くて、どれもおしゃれです。
木浴槽や石貼り浴槽も選べます。
ドアは、ホテルのようなガラスや、透明も選べます。
我が家は透明にしていますが、開放感があり、とても気に入っています。
あとは、ミラーやその他の細かいパーツが選べます。(無しも可能です。)
カウンターのタイプやライティングなども選べます。
そして、肝心のタイルは、
タイルメーカーのタイルなら、ほぼなんでもいける!とのこと。
ただし、床は屋外用のタイルだけになります。
選択肢がありすぎて困ったのですが、我が家はリビエラさんのタイルにしました。
最後に設計図を見て細かい部分の確認
だいたいの項目が決まったら、
設計図を作ってくれるので、最終確認をします。
(残念ながら、大手メーカーのような厳密なイメージ図はなかったです。)
バスタブの周りをタイルで囲んで埋め込むのか、
排水口の位置や、排水までの溝の形状、
湯張りモニターの位置などを確認します。
※カタログの施工例には、自動湯張りモニターは載っていませんが、
一般的なお風呂のようなモニターをつけて、ボタン1つで自動でお湯張りできます。
我が家は三菱のが付いています。
現場で組み立てて完成
施主との打ち合わせが終わると、
工務店やハウスメーカーと打合せをして、
施工、完成となります。
ユニットバスとはいえ、お値段は一般的なユニットバスに比べると高価だし、
普通の戸建てのバスルームだと面積も足りなくて、
ショールームのようなゴージャスさを再現するのは難しいですが、
我が家は、シンプルだけどおしゃれさもあり、お気に入りなバスルームになりました。
私のお気に入りポイント
浴槽のエプロンがない
普通のシステムバスは、浴槽の手前にエプロンと呼ばれるカバーがついています。
以前マンションに住んでいる時は、
このエプロンの中がどれほどカビまみれなのか、
怖くて開けられない状況になっていました。
外して大変な掃除をしていた時期もありましたが、
赤カビのヌメリが発生していました。
なので、エプロンがないお風呂は無いものか探しましたが、
システムバスは、エプロンを開け閉めしてメンテナンスをするので、
エプロンが無いユニットバスは私が調べた限りありませんでした。
(防水処理がしてあり、外してお掃除する必要がないタイプもありましたが、それでも中が気になる私)
バンクチュールのバスは、浴槽手前もタイル貼りで、エプロンはありません。
開けてお掃除する必要も、隙間から水分が入り込む心配もないのです!
ここは私的にかなりポイントが高かったです。
では、どうやってメンテナンスするのかというと、
タイルのつなぎ目の目地をカッターナイフで切って、タイルをカパッと外すそう。
そして、メンテナンスが終わったら、また目地を埋めて元通り。
すごいですよね。驚きました。
タイルの乾きが早い
一般的なシステムバスで、床の乾きやすさはポイントだと思います。
各メーカーが、独自の手法で乾きやすい床を開発しています。
以前のマンションも、乾きやすい床と書いてましたが、
タイルの床、正直それより、めちゃくちゃ乾くの早いです。
石なので、ナチュラルにカラッカラになります。
壁もタイル(石)にしているので、すぐカラッカラになり、水切りスクイジーは不要です。
タイルが冷たくない
冬、タイルが冷たかったら、嫌だなぁと思っていたのですが、
タイルは、だいたいいつも室温と同じくらいの温度になっていますので、
何も感じないので、良かったです。
お掃除しやすい
カウンターなどもタイル貼りで、
基本的に浴室内に隙間はないので、とても掃除しやすいです。
昔は、カウンターと壁の隙間、
エプロンと床の隙間、とにかくいろんな手の届かない隙間が気になって仕方がなかったのですが、
今は、たわしで泡まみれにしてきっちり磨ききれます。
目地のところは、カビやすかったりするのかなぁと気になっていましたが、
水分が残らないようにしていれば大丈夫そうです。
一目置くおしゃれさ
世間的には、お風呂といえば、だいたい大手メーカー4,5社に絞られ、
選択肢も数えられるほど。
リビングやキッチンなどにこだわっても、お風呂は、選びようがなかった、
というケースもよくあると思います。
バンクチュールでは、タイルが自由に選べるので、
我が家は家のテイストに合わせてダークな感じにしていますが、
ホワイト基調や和テイストも可能です。
なので、お風呂も含めて家のデザインができるのは、大きな魅力だと思います。
おわりに
血眼になって探して、バンクチュールに出会えて本当に良かったと思っています。
夫には、「こんなのよく探したなぁ」と褒められました。
ショールームでは、
「どうやって弊社を見つけたんですか?
検索上位にヒットしなくて、どうしたら良いものか、、、」
とおっしゃっていました。
ショールームに行ってから、約1年経った今では、
少し知名度は上がってきているかな、という印象ですが、
こんな素敵なお風呂、もっとたくさんの方に知っていただきたいな、と思い
今回記事に書かせてもらいました。
みなさまのバスタイムが素敵な時間になりますように。