「ランドリーマグちゃん」は効果があるのか?マグネシウムの効果を最大限に発揮して、コストも安く済ませる使い方。

インテリアインスタグラマーやブログで話題の「ランドリーマグちゃん」。
洗剤を使わないで、純マグネシウムで洗濯ができる画期的なアイテムです。

純マグネシウムの作用で、水をアルカリ性にして、汚れや臭いを落とします。
無害なので、ベビー用品の洗濯にも安心して使えます。
また、アルカリ性の水が流れた先の汚れも落としますので、洗濯槽や配水管もキレイになる、という優れものです。

我が家では、
洗濯洗剤について、何年も前から、成分や洗浄力、洗い上がりなど、トータルで納得のいく洗濯洗剤を探していました。
ですが、調べれば調べるほど、世の中には、パーフェクトな洗濯洗剤は存在しない、ということが分かりました。
ベビー用洗剤などで『無添加』を謳っていても、代替成分がひどかったり、石鹸洗剤だと石鹸カスが残ってしまったり、とどの洗剤も目をつぶらなければならないポイントがあるようです。

ですので、「ランドリーマグちゃん」を知ったとき、衝撃を受けました。

洗剤を使わない!?
洗浄力は洗剤と同等!?
消臭力は洗剤の10倍!?
赤ちゃんにも安心!?
洗濯槽もキレイになる!?

魅力的なことばかりが並んでいて、果たして本当なのか、
もし、本当ならすごい!と思ったので、早速試してみることにしました。

今日は、洗濯洗剤の代わりに使う「ランドリーマグちゃん」は本当に効果があるのか?
マグネシウム洗濯の効果を最大限に発揮する方法、
コストを安く済ませる我が家の方法についての話です。

「ランドリーマグちゃん」の洗濯の仕上がりは?

初めて使った純粋な感想は、

汚れが落ちているのかわからない…

洗い上がりにいい匂いがするわけではないので、洗濯物が濡れただけ?という印象です。

雨の日などは、生乾き臭も発生していました。

これでは、納得して使い続けることができませんので、
いろいろ調べてみることにしました。

「ランドリーマグちゃん」では足りない?

調べていくと、「ランドリーマグちゃん」1つ(100g)では、洗濯機の中の水をアルカリ性にするには量が足りない、ということがわかりました。

確かに、「ランドリーマグちゃん」の使用方法の説明では、
5kgの洗濯には「ランドリーマグちゃん」を1つ
10kgの洗濯には、「ランドリーマグちゃん」を2つ入れるようになっています。

我が家のドラム式洗濯機は、大きめなので、「ランドリーマグちゃん」1つでは、到底、マグネシウムの量が足りなかったのだと思います。

必要なマグネシウムの量は?

では、どのくらいマグネシウムを投入すれば、洗濯機の中の水をアルカリ性にすることができるのでしょうか?

こちらのサイトで興味深い検証がされていました。

こちらのサイトでは、
洗濯機の中の水を汚れが落ちる強アルカリ性に傾けるために必要なマグネシウムの量や、マグネシウムを水に入れておく時間などについて検証しています。

要点をまとめると
・水は動いていたほうがアルカリ性になりやすい。
洗いモードの時間を長くすると良い。

・「ランドリーマグちゃん」1つ(100g)で、41リットルの水は30分でph.9.2になった。
・「ランドリーマグちゃん」2つ(200g)だと、41リットルの水は、15分でph9.0になった。
⇒高い洗浄効果が期待できるph9.5まで、15分で水を変化させるには、「ランドリーマグちゃん」3つ(300g)くらいあると良さそう。(但し、洗濯物を投入するとさらに時間がかかる可能性がある)

以上より、我が家では、以下の洗濯方法で洗濯をすることにしました。

我が家の洗濯方法

洗濯に使用する純マグネシウムの量を増やす

今まで「ランドリーマグちゃん」1つ(100g)だったのを
その4倍の400gに増やしました

といっても、「ランドリーマグちゃん」を追加で何個も購入するのは、
高額になり過ぎて手が出ないので、
純マグネシウムの粒を購入し、100均の洗濯ネットに入れて使っています。


粒がこぼれるのを防ぐために、100均の洗濯ネットは二重にしています。

月1回は、マグネシウムをクエン酸水でピカピカにする

重要
マグネシウムは使い続けると、表面が酸化して酸化被膜ができ真っ黒になってしまいます。
この状態では、水をアルカリ性にする働きが弱くなってしまいますので、
月1回以上は、クエン酸水で酸化して表面を元の銀色に戻すようにしています
1ヵ月くらい使用すると、表面がくすんでくる
水に浸けて、小さじ1~2ほどクエン酸の粉末を混ぜる

たちまち泡立って、表面が銀色に変化します。

10~20秒ほど水で洗い流して乾かす

長時間、クエン酸水につけると再び黒くなります。

これで、元の状態にリセットできる

洗いの時間を15分以上に設定する

洗濯機の中の水をアルカリ性に傾けるには、15分以上マグネシウムが水に触れている必要があります。ですので、同じ水に浸かっている時間を15分以上確保するために、
洗いモードの時間を15分に設定しています。
その代わり、洗剤を洗い流すためのすすぎは不要なので、すすぎは1回のみにしています。

マグネシウム洗濯のメリット

正しい使い方に切り替えてから行っているマグネシウム洗濯では、以下のメリットを感じます。

・洗い上がりが清々しい無臭になる。
・生乾き臭が発生する頻度が減る。
・洗剤を使わないので、赤ちゃんの洗濯も一緒にできる。
・洗濯機内や排水溝、パイプが汚れない。
・洗剤や柔軟剤の人工的な匂いが発生しない。
(つわり中で、匂いを全く受け付けなかったので、本当に助かりました)
・洗濯物が柔らかい。
・すすぎの回数が減るので、節水になる。

交換頻度とコストは?

「ランドリーマグちゃん」の製品によると、300回の使用で交換してください、と説明があります。

これは、マグネシウムの働きが落ちるためではなく、
使っているうちに、マグネシウムが溶けて重量が減ることで、効果が落ちるからだそうです。

つまり、マグネシウムの効果は使い続けることで落ちるものではないということなので、なくなるまで使うことができます

ですので、我が家では、400gを基準に、重量が減ってきたら追加するようにして、マグネシウムがなくなるまで使っています。

どのくらいのペースでマグネシウムは減るのか?

純マグネシウムを購入して、洗濯ネットに400g測って入れてから2ヵ月が経ちました。

400gだった純マグネシウムは365gになっていました。

2ヵ月で、35g減ったことになります。
我が家は、1日に2回洗濯機を回しますので、
120回で35gの減量です。
1回あたり約0.29gの減量です。

コストはどうか?

1回あたり0.29gの減量で、
500gを送料込で約4,900円で購入しましたので、
1回あたり、4,900÷500g×0.29g=2.8円。

1日1回洗濯機を回す家庭であれば、
月々84円。

洗剤を使っていたとき、どのくらいのペースで消費していたか分かりませんが、
2ヵ月に1回、洗剤を1本買うペースくらいなら、
マグネシウム洗濯の方が安上がりかもしれません。

「ランドリーマグちゃん」が100g 3,800円と価格設定が高めなので、
マグネシウム洗濯はコストが高めだという印象を受けますが、実はそうではないことが分かりました。

地球にも、お肌にも、赤ちゃんにも、洗濯機にも、家計にも
優しいマグネシウム洗濯。
私には、良いことづくめに思えます。

洗い上がりに納得がいくようであれば、ぜひお使いください。

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