「見えない家事」や「名もなき家事」という言葉が
多く使われるようになり、
今までおもてに出てこなかった雑多な家事に
スポットが当たるようになりました。
今日は、
「見えない」がゆえに家族に頼みにくく、
やっていることすら気づかれない「見えない家事」を
少しでも家族みんなでやれたら良いな、という話です。
「見えない家事」とは
「見えない家事」とは、文字通り、
表立って見えない家事の影の部分です。
例えば、トイレットペーパーがなくなったら、
棚からペーパーを取って、
ペーパーホルダーに取り付けるのが見える家事だとすると、
常に、棚にトイレットペーパーがある状態にしておくのが、
「見えない家事」です。
なくなる前に、ストックが少ないことに気付き、
買い物に行って補充します。
(※トイレットペーパーの取り換えすらやらない人にとっては、
それも「見えない家事」と言えますね。)
「うちの旦那は、家事を結構手伝ってくれます!」
というご家庭でも、
「見えない家事」まで任せられる!という場合は、
ほんの一握りなのではないでしょうか。
また、毎日の夕ご飯の献立を考えるという家事。
食べたいものを聞かれて、「何でもいい」と答えると、
「何でもいいが一番困る」と言われた経験のある人は
多いのではないでしょうか。
私も、毎日の夕ご飯のメニューを考えるのが、結構大変だと思います。
仕事をしながら、午後からは頭の片隅で考えています。
「見えない家事」は頼みづらい
「見えない家事」は、各家庭の中で、主に家事をしている人が、
いつの間にかやっていることが多いです。
なぜでしょうか?
答えは、人に頼みづらいからです。
なぜ頼みづらいのでしょうか?
理由は、以下のような感じでしょうか。
①不定期に起こる
②1つの動作が小さい、一瞬で終わる
③他の要因と密接に関連している
④小さな動作が飛び飛びで集まって成り立っている
上記で例に出したトイレットペーパーのストックの管理の場合は、
思い立ったら(不定期)、ストックを確認し(一瞬で終わる)、
ストックがなければ(不定期)、他のものと一緒に買いに行く(他の要因との関連)
という小さな動作集まりです。
夕ご飯の献立を考えるという家事は、
今家にある材料やおかずの残りや、
今からどれだけ調理時間を確保できるか、
また、スーパーでの安い食材による、など、
他の要因との関連がかなり密接です。
①~④のいずれかに当てはまる家事は、
頼むのが難しくて、
人に頼みづらい気がします。
「見えない家事」を家族みんなでやれないか?
上記で例を出した夕ご飯の献立を考えるという家事は、
他の要因との密接度が高く、
やはり、料理をする本人にしか最終決定はできないと思います。
もちろん、意見を出してもらえると助かりますが。
では、ストックの管理はどうでしょうか?
在庫がなくなるということは、
不定期に確認しなくても、
最後の1つ、減りの早い物については、最後から2番目の在庫を
使う人や出す人が必ずいます。
その人が、買い物に行く人に、
ストック切れ(もうすぐストック切れ)を教えてくれれば、
ストックの管理という家事は、
買い出しだけになります。
といっても、
ストック切れに気付いた時にすぐに言わないと、
忘れてしまいます。
相手が外出していたら、おそらく後で言うのを忘れるでしょう。
また、1人でやっていた時も、
買い物の時に忘れ、家で思い出しては忘れ…
ということが多かったので、
その対策も考えたいと思っていました。
そこで、ストック切れを教えてくれる家族側にとっても、
買い出しをする人にとっても、
便利なマークを作って運用することにしました。
ストック切れマーク
ラベルを作成して、裏に100円均一の磁石をくっつけています。
ラベルの作り方はこちらの記事で紹介しています。
[blogcard url="https://kayako123.com/rabel-1226"]
運用のルール
運用のルールは、簡単です。
②ストック切れを発見した人は、
マークを冷蔵庫の正面に移動させます。
③買い出しに行く人は、
冷蔵庫の正面を確認して、買い物に行きます。
(覚えられないときは、スマホでマークの写真を撮って出かけると、
メモになります。)
今は、息子が幼いので、
旦那と私だけのツールになりますが、
子どもが大きくなれば、
もっと有効活用できると思います。
何より、
「見えない家事」を家族みんなでやっている感が出て、
一人でやっている孤独感を消してくれるので、
気持ち的に楽になります。