柳宗理のフライパンを使い始めて、1年ちょっと。
フライパン自体は全く消耗していないものの、
時々こびりついたりしていて、自分の中で少し扱いづらい存在でした。
私が購入したファイバーライン加工は、廃盤となり、
現在は、マグマプレートとダブルファイバー窒化加工の2種類の新しい型が出ています。
しかし、2年目に入り、
ふと、洗剤で洗うのは、せっかくなじんだ油を落としてしまうから良くないんだよなぁ、と思い出し、
実験のつもりで、洗剤を使わないで洗ってみることにしました。
他にも、いくつか使い方を工夫すると、
以前とは比べものにならないくらい、こびりつきの無いフライパンに成長することができました。
今日は、柳宗理のフライパンをこびりつきの無いフライパンに成長させた工夫の話です。
鉄フライパンがこびりつかないための工夫
工夫①洗剤で洗わない
使用後のフライパンを洗剤で洗うと、
せっかくフライパンの凹凸の深くまでなじんだ油が落ちてしまいます。
そこで、フライパンは、百均のメラミンスポンジ(いわゆる激落ちくんスポンジ)で擦り洗いするだけにしました。
洗い方のコツは、
①使用後にすぐに洗うこと
(できればアツアツの状態で、水をかけてシャーっと蒸気を出すと汚れが落ちやすい。)
②メラミンスポンジでガシガシ磨いて、汚れを残さないこと
工夫②フライパンの温度が上がってから油をひく
フライパンの表面には、空気中の水分がくっついていて(吸着水)、この水分が表面に残っていると、食材から溶け出したタンパク質と混ざって糊のようになり、こびりつきの原因になるそうです。
そこで、フライパンは何もつけない状態で、少し白い煙が出るくらいまで熱して、水分を飛ばします。
工夫③油が温まったら、火力を下げる
フライパンを温める→油をひく→油が温まる
鉄フライパンは熱伝導が良いため、この段階で、フライパンの上はかなりの高温になっています。
食材は、温度が低すぎても高すぎてもこびりついてしまうので、少し火力を下げて、フライパンを落ち着かせてから食材を投入します。
工夫④調理中フライパンをこまめに動かす
我が家は、ガスコンロを使っています。
調理中に火力を強くすると、火が直接当たるところだけが高温になり、そこからこびりつきが発生する可能性があります。
そこで、火力を強くするときは、一部分が熱くなり過ぎないように、フライパンをこまめに動かすと良いです。
鉄フライパンの成長
ほぼこびりつきの起きていたチャーハンの調理の様子です。
↓以前は、こびりつきがひどく、洗うのが大変でした。
↓洗剤で洗うのをやめてから、こびりつきの量がかなり減りました。こびりつき自体の頑固さもなくなり、洗うとすぐ取れるようになりました。
↓こびりつきが起きやすいところは火が直接当たるところだと分かったので、フライパンをこまめに動かしながら調理するようにしました。
こびりつきが無くなりました。
一番億劫だったチャーハンでこの状態になったのはとても嬉しいです。
今まで時々こびりつくからちょっと嫌いでしたが、
今回の発見で、柳宗理の鉄フライパンも、
堂々とお気に入りに入ることができました。
柳宗理のミルクパンも愛用しています。
詳しくは、こちら↓で紹介しています。味噌汁用に柳宗理のミルクパンを購入。無駄のないサイズ感に萌えてます。
私が購入したのは、ファイバーラインですが、
現在は、マグマプレートとダブルファイバー窒化加工の2種類が出ています。