便秘にまつわる知識と、1歳の娘の便秘が良くなってきた話。

生まれた時から便秘が続いていた1歳の娘。
時々、良くなる時期もありましたが、
ほとんど1週間に1回程度しか便が出ず、
悪いときは、10日出ないときもありました。

便が1週間も出ないと、
便が硬くなり、お尻の穴が傷ついて、
力むときはいつも泣いていました。

かわいそうで見ていられないので、
腸内細菌を育てる=育菌をやってみました。

すると、約1か月で、みるみる良くなり、
ほぼ毎日便が出るようになりました。

今日は、赤ちゃんの便秘を治すために行った育菌のことや、
便秘にまつわる話です。

便秘にまつわる話

なぜ、赤ちゃんは便秘になるの?

赤ちゃんの便通、つまり、腸内環境は、
生まれるときにお母さんの産道を通るときに、
お母さんの腸内細菌に感染することで決まるそうです。

つまり、お母さんが便秘=腸内環境が悪い、と
赤ちゃんも便秘になる可能性は高くなります。

私は、幼いころから便秘が当たり前の体質だったので、
娘にもしっかり悪い腸内環境がうつってしまいました。

もっと早くこのことを知っていれば、
娘に辛い思いをさせなくて済んだのに、と後悔しています。

もし、これから赤ちゃんをご出産される方がいたら、
お産の前に、お母さん自身の便秘を改善しておくことをお勧めします。

なぜ便秘はダメなの?

便秘くらいで…と思う方が中にはいるかもしれませんが、
便秘を侮ってはいけません。

便が1日出ないと、体の中はどうなるのでしょうか。

体内の温度は、約40度。
湿度も高いです。
そのような環境に、食べ物がたくさん入ってくるのです。

そう、まるで炎天下の真夏に放置された生ごみ入れの中。
生ごみは腐り、腐敗臭が充満し、毒素が溢れます。

体の中も同じです。
2~3日便秘の人は、腸内に、6回分の便がたまっていることになるので、
腸内に停滞した食べ物から、毒素が発生し、毒素は腸で吸収され、
血液に混ざって全身に運ばれます

この毒素があらゆる臓器や細胞に不調をもたらし、
いつか病気へ
とつながります。

西洋医学の父ヒポクラテスは、
『多くの病気は毒素からくる』と述べています。

娘の便秘が良くなった話

育菌とは

育菌というのは、腸内細菌をバランスよく育てることです。

腸内には、善玉菌:日和見菌:悪玉菌が存在しており、
2:7:1の割合にすると、
善玉菌優位となり、腸内環境が良くなります。

育菌の前に

育菌をする前に、
まず腸の汚れを取り除くことが大切です。
腸の汚れというのは、長年排出されなかった便(=宿便)です。

大人の場合は、この宿便が多いので、
断食したり、デトックスして、まずは出してあげることが大切です。

赤ちゃんの場合は、宿便はないので、
育菌から始めて大丈夫です。

育菌のやり方

育菌のポイント
食物繊維と乳酸菌などの有用菌をバランス良く摂取すること

便秘には、ヨーグルト!乳酸菌!というような認識、
あるいは、
便秘には、食物繊維!というような認識がありますが、
厳密には、両方セットで摂取しなければなりません。

なぜなら、どちらかだけを摂取すると、
悪玉菌のエサとなるので、悪玉菌を増やしてしまう
からです。

食物繊維と有用菌を同時に摂取することで、
腸内が酸性に傾き、
悪玉菌を抑制します。

悪玉菌を減らしながら、善玉菌を増やすことが大切です。

有用菌について

有用菌は、次のような食材に含まれています。

・ヨーグルト
・乳酸菌飲料
・納豆
・味噌
・ぬか漬け
・キムチ

有用菌は加熱で死滅するので、生食がおすすめです。

ヨーグルトなどの動物性乳酸菌は、胃液や腸液の中では生存しにくいので、
どちらかというと効果は薄いです。

ただし、死んでしまった菌は、腸内で他の善玉菌のエサになるので、まったく無駄というわけではありません。

食物繊維について

食物繊維には2種類があり、それぞれ役割が違います。
不水溶性食物繊維は、いろいろな食べ物に多く含まれており、
摂取しやすいので、
水溶性食物繊維を意識して摂るようにすると良いです。

不水溶性食物繊維
・水分を吸収して数倍に膨れる
・便のかさ増しで腸を刺激する
・腸のぜん動運動を促し、便秘や痔の予防に効果がある
・有害物質を体外へ排泄し、大腸がんの予防に効果がある

穀物、豆類、きのこ、イモ類、ココア、エビやカニの殻、熟していない果物、野菜などに含まれる
水溶性食物繊維
・水に溶けるとドロドロに変化する
・胃にとどまる時間が長く、糖質の消化吸収スピードを遅くする
・脂肪、糖分の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇を抑える
・腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える

こんにゃく、海藻、きのこ、イモ類、熟した果物、野菜などに含まれる

娘が育菌のために食べたもの

《朝ごはん》
・オートミール粥(レシピあり↓)
・生きて腸に届く有用菌のサプリメント

《昼ごはん》
・保育園の給食

《夜ごはん》
・みそ汁
・納豆

MEMO
夜ごはんのみそ汁に粉寒天を少し溶かすと、食物繊維が無理なく摂れるのでおすすめです。
食物繊維を摂りたいなら寒天がおすすめ。2週間、粉寒天を1日30g食べ続けてみた結果。

オートミール粥の作り方

オートミールには、水溶性食物繊維が多く含まれているので、育菌には最適です。

材料
・オートミール 15g
・水 100g

オートミールは日食のオーガニックピュアオートミールを使っています。
粒が小さめで粉末にしなくても赤ちゃんが食べやすいので好きです。

《作り方》

オートミール15gを耐熱皿に入れる。
STEP.1に水100gを入れて混ぜる。
レンジで1分半温める

後半30秒は膨らむので、こぼれないように注意する

混ぜて冷ましたら完成
合わせて読みたい

育菌の結果

5月26日から育菌を始めました。
1か月間かからずして、娘の便の頻度は、
1週間に1回から、ほぼ毎日出るまでに良くなりました。

便は食事の回数分出るのが理想なので、
引き続き頑張ろうと思います。

まとめ

便秘が良くなった娘のお肌はツルツルもちもちです。
湿疹や肌荒れとは無縁です。

内側からしっかりケアしてあげれば、
クリームなどをに頼らなくても、
赤ちゃんのお肌は最高の状態になります。

便秘体質で生まれた娘。
育菌によって生まれ変わった腸内細菌が定着するには、
3か月ほどかかるそうです。

娘の未来のために、
母親の私ができることを
コツコツ頑張りたいと思います。

私や家族のデトックス記録をインスタグラム(@sku_style)にまとめています。
鍵付きアカウントですので、ブログには載せられないビフォーアフターを掲載しています。
興味のある方は、そちらもご覧いただければと思います。
フォローリクエストの際は、「ブログ読みました」とメッセージ頂ければ、承認いたします。

健康の悩み別に、一覧から記事を探せるようにしました。
健康の悩み一覧をご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA