昔懐かしのたまごボーロ。
めちゃおいしいですよね。口の中でとろける感じが最高。
今は、買わないですが、
息子が赤ちゃんの頃は、何も知らなくて、食べさせたこともありました。
だから、息子は、ボーロを見つけると、
「これ、赤ちゃんのお菓子だから、〇〇(妹)にいいんじゃない?」と提案してきます。
買ってあげたいけど、
白砂糖はたっぷり入ってるだろうし、
脱脂粉乳とか乳糖とか無理だし。。。
と、娘に食べさせることが罪悪感にしかならない気がしたので、
自分で、罪悪感を感じないで良いものを作ることにしました。
今日は、白砂糖不使用、牛乳不使用のオートミールの自家製ボーロの作り方です。
自家製ボーロの作り方
材料
ベビー用(1cmくらいの小粒)が30個と、
ママ用(3cmくらいのクッキーサイズ)が10個くらいできます。
体に良い栄養素がたくさんなので、ママもぜひ食べてください。
ローストアーモンド 20g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
ココナッツシュガー 大さじ1
豆乳 30g
ココナッツオイル 20g
作り方
より細かくした方が、口どけが良くなり、食べやすくなります。
ベビー用に直径1cmくらいの小粒を、ママ用に直径3cmくらいのサイズを作ると良いです。
ボロボロこぼれやすいので、赤ちゃんが一口で口に入れられるサイズにしておくと便利です。
余熱なしでOKです。
ココナッツシュガーでほんのり甘いので、娘も大好きです。
(ココナッツシュガーはGI値35の低GI食品なので、血糖値が上がりにくいです)
お出かけにも便利です。
特に夏場は、思うように水分を摂ってくれないので、このボーロを食べさせると、口がパサパサになるので、しっかり水分を飲んでくれます。
栄養満点で水分も摂れて、夏場のお出かけにはぴったりでした。
私が白砂糖と乳製品を避ける理由
ベビーフードやベビー用のおやつには、保存料、着色料などの食品添加物は入っていないということが当たり前になっていて、パッケージでも強調されていますが、乳製品や白砂糖はそこまで悪いものとは思われていないので、結構使われているものが多いです。
私が白砂糖と乳製品を避ける理由は次の通りです。
白砂糖を避ける理由
血糖値が急上昇する
白砂糖は、高GI食品です。
GIというのは、グリセミック・インデックスの略で、食後の血糖値の上昇度を示す指標です。
食べ物は、製白され、食物繊維が奪われるほど、GI値が上がります。
白砂糖のGI値は、109。
てんさい糖の65、ココナッツシュガーの35に比べるとかなり高い値です。
基本的に、白砂糖の認識は、「摂りすぎると良くない」という程度で、食品添加物に感じるような「体に悪」という印象がないので、赤ちゃん用の食品にも使われます。
GI値が高く、血糖値が急激に上がると、何がいけないの?
血糖値が急激に上昇すると、血液中のブドウ糖を処理するために、大量のインスリンが分泌されます。
インスリンは、血液中のブドウ糖を、筋肉や肝臓の細胞に吸収させて、血液の中から減少させて、血糖値を下げます。
その間、そもそもインスリンを分泌する膵臓に負担がかかりますし、ブドウ糖を細胞に吸収させるので、肥満の下地を作ることになります。
そして、血糖値が急激に下がると、眠気を感じたり、脳が「飢餓感」を覚えて、また食べたくなってしまいます。
また、下がりすぎた血糖値を上げるために、今度は、アドレナリンが放出され、脳のコントロールが効かなくなって、キレやすくなったりします。
栄養がない
精製された食品は、栄養が含まれる部分が削ぎ落とされているので、栄養が残っていません。白砂糖というのは、上白糖のことで、ココナッツシュガーと比較したときに栄養素は以下のようになります。
大切なミネラルがすべて削ぎ落されて、栄養はありません。
このことが次のカルシウムの話につながります。
カルシウムが奪われる
白砂糖に限らず、酸性食品は摂取すると、体が酸性に傾きます。
酸性に傾いてしまった体は、中性に戻ろうと、アルカリ性の物質を探します。
そのとき、骨に含まれるカルシウムが溶け出してしまいます。
糖化による血管への影響
糖とタンパク質が結び付いて起こる化学反応を「糖化」と言い、「糖化」したときにできる物質を、「AGE(=終末糖化産物)」と呼びます。
例えば、パンケーキを焼いたときに、焼いた面が茶色くなると思います。これは、砂糖と卵のたんぱく質が結び付いて「糖化」したことでできた「AGE」です。
この「AGE」が老化の原因の1つになります。
「糖化」は体の外だけで起こる反応ではなく、体の中でも起こります。
砂糖を摂取したときに血液中の糖の濃度が高まると、体内のたんぱく質と結びついて「AGE」が発生します。
老化というと、お肌などの話かな?と想像しますが、体内でできた「AGE」は、血管にダメージを与えます。血管が老化するということは、毛細血管、細胞、臓器、体中のすべてに影響するということです。
牛乳を避ける理由
生理痛、PMS、更年期障害などの女性のトラブルの原因となる
こちら↓の記事に詳しく書いています。
生理痛は当たり前じゃない!月経は体内の毒素を知らせるサイン。痛みや出血は体からの警報です。
乳がんのリスクが高まる
牛乳には、IGF-1という、子供の成長を助長したり、古くなった細胞を新しい細胞に入れ替えたりすることに関与するホルモンが含まれていて、このホルモンが、過剰に体内に入ると、新しい細胞の複製や増殖を助長し、古い細胞の除去を妨げ、ガンの発生に有利な条件を作ります。
また、牛乳には、カゼインというたんぱく質も含まれていて、これが、IGF-1が消化されて壊れないように保護して働き、より体内にIGF-1を吸収させてしまいます。
栄養学分野のアインシュタインと称されている世界的権威のコリン・キャンベル博士は、
ランセット誌論文は、
カルシウムが奪われる
先ほど白砂糖のところでも述べましたが、牛乳も酸性食品で、身体は、酸性に傾いた体内を中性に戻すために、アルカリ性を探します。
牛乳には、カルシウムがたくさん含まれているというイメージがありますが、日本人には、ラクターゼという酵素がほとんどないため、カルシウムが吸収されにくい人が多いです。
ですので、体をアルカリ性に戻すために、牛乳から摂取する以上に、骨からカルシウムが溶け出し、骨粗しょう症などを引き起こします。
30~55歳女性ナース、77,761人を対象に、1980年から12年にわたって、牛乳や乳製品の摂取と骨折の関係について追跡調査をした。
グループA…毎日コップ2杯以上の牛乳を飲む
グループB…週に1回だけ牛乳を飲む
⇒結果 乳製品をたくさん摂取しているグループAの方が、グループBよりもはるかに骨折しやすい、という結果になった。
まとめ
白砂糖の代替となる甘味料はいろいろな種類があるので、すぐに切り替えることをおすすめします。
GI値やクセ、栄養バランス、水に溶けやすいか、など、それぞれに特徴があるので、おやつや料理、用途に合わせていろいろ使いわけている方が多いです。
牛乳は到底、健康のために飲むものではありません。
好きな人が、嗜好品として飲む飲料です。
アメリカでは、牛乳を健康食品として謳うことを禁止している州もあり、代替品の豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどがたくさん出回っています。
骨粗しょう症の予防のために牛乳を飲みましょう
というのは、的外れなアドバイスで、
実際は、骨はスカスカ、乳がんや前立腺がんまで引き起こすとんでもないアドバイスです。